ピラミッドの突出部分の計算
運搬路の突出部分を計算する方法は、図形を作る過程で、各経路に配置した基本形の数を設計図に記入して、それを足して計算する。突出部分を計算するには、先ず、13段目からの垂線と各段の底辺との交点から、運搬路までの長さを計る。その数値は13段目から各段までに設置した基本形の幅の総和である。その数値からピラミッドとの重複部分を除いた部分が突出部分となる。これを設計図上で数える。例えば、93段目までに配置した基本形の数を設計図上で数えると ③20基 +②5基+①11基=36基となる(図-18)。そのため、13段目から地上への垂線と93段目の辺の交点から運搬路までの長さは、36基×運搬路の幅1.5辺=54辺となる。次に、13段目の垂線と93段目の辺の交点からピラミッドの稜線までの長さを計算する。93段目の底辺の長さは93辺であるため、その1/2の長さは46 +1/2辺である。また、13段目の底辺の長さは13辺であるため、その1/2の長さは6 +1/2辺となる。重複部分はピラミッドの底 辺の1/2の長さから13段目の底辺の1/2の長さを引いた数値となり(46辺+1/2辺-6辺―1/2辺=40辺)となる。突出部分の長さはピラミッドとの重複部分を除いた長さであるため(54辺-40辺=14辺、35m)となる(図-16,19)。